【作家紹介】サイトウ マサミツさん

「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。


サイトウさんの画は天使か、さもなくば妖精が描いているのではないか。


一見さらさらっと描いているようにみえて鋭い観察眼と人物を見る愛情にあふれた目線、といいながら本当にそれをものすごいスピードで実際に描いてしまう。


純真なこどものような画に対する興味と愛情で飽きることなく一日中描いているのでは無いかというほど、本当に描くことが大好きなことがびしびし伝わってくる。

色使いも描線も魅力的な対象を見つけるアンテナの鋭さ、確かさ。

そして、そういうさらさらっとしたものとは違うタッチとなったら、明るい画なのに重みがある。

日頃の屈託のないキラキラとした眼も、とても歳上とは思えない純粋さで、こんな芸当は天使か妖精にしかできないだろう。

(個人の感想です。)


そんなサイトウさんは

音楽の父

ブルースを愛する奇人変人

自分の痛みを昇華する歌姫

を描いてくださいます。


誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。


サイトウマサミツ

1958年生まれ。イラストレーター。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒。幾つかの職を経てフリーの道へ。多くを語らず、手描きのシンプルな線を主体に届けたいと思っています。また、80年代から電車の中や駅のホーム、カフェ等で普通の人々をスケッチ、今やライフワークとなっている。3カ月に1度、恵比寿にある写真集食堂めぐたまで『あなたをスケッチします』と名付け、イベントを開催。

☆仕事は雑誌、パッケージ、室内装飾画、ホスピタルアート・・愛知医大新病院、帝京医大溝の口病院の小児科フロアでの現地手描き制作、など多岐に渡る。

絵本に『はだしになっちゃえ』『くりくりくりひろい』『むしがこんなことしていたよ』他が、福音館書店から。『BEACH FEET』『Into the Snow』がEnchanted Lion Booksから。書籍のイラストレーションに『ラジオ深夜便〜珠玉のことば〜100のメッセージ』他。