【作家紹介】マツ ボックリンさん
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
マツボックリンさんの画には魔法がかかっているんじゃないかと思う。
日ごろ目にするマツボックリンさんの画は、アンティークの洋書を開いたときに見る挿絵のような、中世の匂いすら感じる繊細で緻密な日本人離れした作風だが、いつのまにか現代版に進化を遂げて夜な夜な遊びまわってイタズラをしていそうだ。
童話にでてくるキャラクターのような毒とキュートさをあわせ持った彼らに懐かれたらたちまち翻弄され、とんでもない大冒険か哲学的な夢物語の世界に連れて行かれて主人公にされてしまいそうだ。
いきなり突拍子も無いストーリーを生み出すようなホワイトスペースの取り方、時折繰り出す自由奔放でトリッキーな技でイタズラ好きの登場人物たちを動かす魔法を知っているんじゃないかと思う。
(個人の感想です。)
一見怖そうだけど繊細で優しいボックリン・ワールドからは
心やさしきロクデナシ
激情を秘めた詩人
の二人がやってきます。
誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。
Matsu★Bockrin/マツ ボックリン
デザイン会社にイラストレーターとして就職後フリーに。
イラスト全般(広告、出版、絵本など)で活動中。
媒体によって、本名の「松並良仁」の名前でもお仕事をしています。
最近の主な仕事は、伊勢丹・三越、LA CHITTADELLA の
ハロウィン フェアのビジュアルや、
三省堂教英語科書「不思議の国のアリス」
PARCO CARD NEWS の表紙・・・など。
絵画の「空間芸術」と音楽の「時間芸術」、、全く別の物なのに
惹かれ合うのは面白いです。
どことなく音楽が聞こえてきそうな絵は見てても描いてても嬉しいです。
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