【開催まであと7日】感情を描く、ということ

「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。


今回の展示は「音楽家の」と言いながら、実は、彼らがどんな感情に突き動かされて音を紡いだのか、という「感情を描く」ことに一番の意味がこめられています。


いわゆる喜怒哀楽からスタートして、音楽が生まれた瞬間ってどんなだろう?とか、悲しいっていう裏には必ず別の感情もあるんじゃないか?とか、伝える側から受け取った側の感動はまた伝わっていくんじゃないか?とか、そんなことを考えていきました。


そうして、「音」「想」「祈」「歓」「怒」「超」「悩」「愛」「伝」という9つの感情のパートに分けました。

こちらに関しては賛否両論、おっしゃりたいことが人の数だけあろうかと思いますが、この部分がディレクターとして意図したところであり、見て感じてもらえたら嬉しいところでもあります。


作家さんたちはこのパートごとに、ある音楽家を思い浮かべ、その後に「ただの一個人としての彼ら/彼女らの感情」を描いていただきます。


悲しいから祈る、とか、愛するから悩む、とか、常識を超えて新しいものを生もう、とか。


わたしたちと同じように日々を暮らす彼や彼女たちの目の底にどんな感情が潜んでいるのか。

目を合わせて問いかけ語り合ってみてください。