【作家紹介】須田 浩介さん
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
初めて見た時から須田さんの画にはシュルレアリスムの匂いを感じている。
一見写実的で細かなディテールまで描かれた人物はしっかりした存在感があるのに、よく見るとざっくりとスピード感のあるタッチ、とウェットで甘い彩色は、リアルとは真逆の絵でしか表現できない世界を作り出す。そして強く凛々しく美しい視線と相まってまさに夢と現実のあいまいな美しい異世界が現れる。
こういうところから勝手にシュルレアリスムを感じていたのだが、考えてみればこれは広告、それもとりわけファッションの世界を表現するのにうってつけで、2018年のファッションイラストレーション・ファイルの表紙を飾るのも当然だ(それも両A面!!)服のデザインも秀逸。
ご本人もとてもお洒落で寡黙な美男子で、これまた画と同様。
(個人の感想です。)
そんな須田さんは
愛と理想に生きた平和主義
人種も音楽も常識のボーダーを超え続けた男
を描いてくださいます。
誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。
須田浩介・イラストレーター
1987年生まれ。
2008年創形美術学校イラストレーション専攻卒業。
フランス・パリ国際芸術会館シテデザールに9ヶ月派遣。
跡見学園女子大学イラストレーション非常勤講師。
アクリルガッシュを使用したファッション感のある人物、動植物の
イラストレーションを得意とする、
商業施設のキャンペーン、装画、雑誌挿絵、ポスター等の仕事を手がける。
生きているフ ァッション【VIVANT MODE】
と題しオリジナルの作品を描いています。
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