【開催まであと10日】LIVE行ってきました
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
今日はいま一番好きなバンドのLIVEに行ってきました。
といっても誰でも知っているメジャーなバンドではないのですが、ここ最近の自分のiPhoneの中にあるアーティストの中ではダントツの再生率を誇る「node」というフォークトロニカユニットのレコ発(CD発売記念)LIVEです。
場所は横浜ローカルのリハーサルスタジオ「STUDIO OLIVE」、レコ発ということで他にも「inorganic or mineral matter」「滑稽のドア」「Ivorytone」「umph」「taku」と大好きなバンドが目白押し。この日初めて観た「darräz」も超かっこよかった。
僕も「黄色の世界」というバンドでドラムをやっているのですがこの日一緒に出られなかったことが悔しいくらいいい1日でした。
で、宣伝みたいになっちゃいましたがそういうことではなく、こういう「ただ音楽が大好きで想いが溢れてやらずにはいられない」音楽家たちが世界中に何億人もいると思うんです。
今日も世界中のどこかで日々を暮らすふつうの人でもある音楽家たちが、どこかで音を楽しんでいます。
で、世界的なミュージシャンも、最初のきっかけってこんな感じだと思うんです。
好きで好きで続けていくうちに自分の歌で感動してくれる人がいる、自分のエゴから一つ抜け出して「もっと伝えたい」とか「もっと気持ちを込めたい」とか。
「世の中ムカつくことばっかりだ!俺の歌を聞け!」とか。
「大好きでどうしょうもないこの気持ち、みんなもわかるよね!?」とか。
「すごいギターテク!かっこいい!」から始まって「もっと上手く、もっとオリジナリティを!」とか、「そうか、こうやると悲しい気持ちが表現できるぞ!」とか。
こういうのの根底にあるのって全部祈りにも似た「想い」、音楽というものに接して何かをもらって、じっとしていられない衝動があるんだと思うんです。
僕らのような売れないアマチュアミュージシャンは「そんな金にもならないことを自己満足でやって何がしたいの?」という意味のことを言われることがままあります。
でも関係ないんです。音楽家にとって音楽は自分をわかってもらうための装置なんです。
自分の気持ちや言葉にできない説明のつかない想いを「伝える」手段です。
そうして、そんな「強い想い」が伝わった時、一人でもその想いを「共有」できたらそれでやる価値がある、と確信するようになりました。
「私はこう思う」
1000人いたら1000人が必ず考えますよね?
それを音でやりたいのが「音楽家」たちです。プロもアマも関係ありません。
逆に言えば、どんなにヘタクソな音楽でも「伝えたい想い」=「VIBES」があれば人の胸を撃つことができると思いませんか?
どんなビッグアーティストも最初はみんな素人です。
だからこそ、その根元にある「魂の振動」=「VIBES」こそが大事だと思います。
凄腕のイラストレーターたちがそういう彼ら・彼女らの本質を描き出そう、というのが本展の目指すところです。
お楽しみに!
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