【作家紹介】鈴木 理子さん
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
鈴木さんの画の魅力は間違いなく「影」だ。
影、陰、暗部、ダークサイド、いろんな言い方はあると思うがそれらはネガティブで悪いことではなくすべて表裏一体にあるとても重要なものだ。人間の感情も音楽も絵画も「影」がなければ光も存在しないも同然である。
今回、音楽家たちの「感情」を軸に展示をしたい、と考えた時、ダークサイドを静謐に描ける作家さんと考えて真っ先に浮かんだのが鈴木さんであるが、日頃は風景や時間や空間をメインに描く作家さんだから受けていただけるのだろうか、と心配したが、こちらの暑苦しい要求に真っ向から取り組んでいただける運びとなった。
人柄も含めて「全力の人」なので、どんな画が出来上がるか楽しみだ。
(個人の感想です。)
そんな鈴木さんが描いてくださるのは
日本のロック史に欠かすことのできない異端のヒーロー
人間の本質を深く軽やかに様々に表現する歌姫
誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。
鈴木理子/イラストレーター
創形美術学校ファインアート科版画専攻卒
MJイラストレーションズ3期生
山田博之イラストレーション講座4期生
カラーで描いていた時期を経て、現在モノクロで描いています。見る人の心の琴線に触れるような作品制作を心掛け、色彩は各々の想像に任せることにしております。最近小説誌や新聞小説の挿画の仕事をさせて頂いております。
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