【作家紹介】スギモトマユさん
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
スギモトさんの画には歓びが詰まっている。
子どもの頃のお絵かきって、頼まれるでもなく、評価を気にするでもなく、つじつまも合わなくていいし、色も形もなにもかもが自由でいい。
大人になると上手く、褒められるように、わかるように、と多分なっていくんだけれど、本来絵を描く楽しさはそういうことじゃない気がするし、プロとして活躍するイラストレーターも上手さからの脱却に苦しんだりするところもあるんだろうと思う。
スギモトさんの画は、見ての通りもちろん上手くて大人っぽくてわかりやすさもあるんだけれど、カラフルで緻密な線の集合は、楽しさや美しさや複雑さ繊細さを詰め込んでいった結果として現れたのかもしれないと思う。
ご本人とお話していても描くことが嬉しくて楽しくて仕方ない、という歓びを感じる。
ありえないはずの色の洪水による細かな「想い」がたくさん集まって像を結んだとき、見たことのある形が見たことのない表情をそこに映し出す。
(個人の感想です。)
そんなスギモトさんが描いてくださるのはこのお二人。
誰もが認める世界のスーパースター
たくさんの名作を裏で支え続ける作曲家
誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。
スギモトマユ
大学卒業後、一般企業に貿易事務職として就職。2016年より一年間渡英し、ロンドンのShipton street galleryにて初の個展を開催。帰国時にヨーロッパ、インド旅行をし、英語圏以外の文化にも刺激を受け、旅行記の作成も始めた。
代表的なタッチとしてゲルインクボールペンをつかったカラフルなものがあり、様々な地域の風景や人々、動物、パッケージなどを描いている。現在はイラストレーターとして主にテレビ番組のイラスト制作などに携わる。主な仕事は、テレビ番組用挿入用イラスト・企業用DMイラスト、カレンダー背景、ゲームアプリ用イラストなど。
https://www.instagram.com/mayupict/
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