【開催まであと11日】展覧会のディレクターって?
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
ふだんはグラフィック/Webデザイナーやアートディレクターとして仕事をしています。そういう業界にいるので「ディレクター」ってピンとくるのですが、関係ない業界の方々からすると「ディレクターって何する人?」と思いますよね。今日はそんなお話を。
今回で言えば「音楽家の肖像という展示企画を考えて、基本コンセプトはこんな感じ、予算とか根回しとかいろんな調整やって全体の責任者として総指揮をとります」というのがプロデューサー。ウタカタカフェ&ギャラリーの水野夏さんが今回のプロデューサーです。
で、その話を受けて「このコンセプトを元に自分なりに解釈して煮詰めてアイデアを加えて、賛同してくれるイラストレーターさんを口説いて、取りまとめて魅力的な形でみんなに展示する監督」というのが「ディレクター」の役割です。
なるほど、では「音楽家」を「肖像」にしにてみんなに見せる意味ってなんだ?
「肖像」というのは簡単に言えば、人が絵や写真として映っていれば成り立つんです。
表現力のあるイラストレーターさんたちだから「ただ描いて」もらっても成立しちゃいそうですが、それでは「音楽家たちの似顔絵」大会になってしまうかもしれません。
しかしイラストレーションって、画って、もっといろんなものが伝えられる表現なんです。
写真もそうですが、それ以上に、タッチや画材や色の違いで世界観がガラッと変わる。
同じ技法で描いても作家さんの個性で全く違うものになる。
こういうのってすごく音楽の本質と似ている。
あるレベルの技術が無いとお客さんに届かないというのも似ています。
音楽ってなんだろう?
音楽家、ミュージシャンって何がしたいんだろう?
生まれながらのミュージシャン?そんなのいる?いや、ある意味みんなミュージシャンでは?
プロデューサーと作家さんたちとたくさん考えて今回の展示ができあがりつつあります。
プロデューサーの水野氏、ギャラリーのみなさん、賛同してくれた作家さんたちには感謝しかありませんが、まだまだこれからが本番。ワクワクしています。
すごいイラストレーションの力で描かれたミュージシャンたちが、これでもかと勢揃いします。
どうぞお楽しみに!
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