【作家紹介】伊藤 弘通さん
「音楽家の肖像」The VIBES展 ディレクターのサカヨリです。
伊藤さんの人物の画(え)はまさに生きているなぁ、と思う。
写実というわけではないし、色も描き込み具合も一見こってり見えてすっきりしている。人物の頭身はデフォルメされてユーモラスなのに、たとえば外国人アーティストは目を離した隙に英語を喋ってちょこまか歩き出しそうに思える。
それもおもちゃや人形ではなくちゃんと生きている妖精のような気がするのだ。
そうかと思うと絵本のような世界観では実在しそうなリアリティがあるのに、その可愛らしいキャラクターも風景もどこにも存在しなそうな乾いた不思議な感覚でそこに在る。
ざらっとしたタッチでは狂気もにじませるし、サラリと描けば爽やか軽やか。
僕なんかが偉そうに言うまでも無いが、伝えたい頭の中の見えないイメージや匂いや空気感を、僕らに見えるように共有することができるのがイラストレーターのすごいところであり、それをオリジナルな形で画にするには技術力の他に深い深い「想い」が必要なのだと思っているのだが、伊藤さんはまさにそんなグッとくる画を描く方です。
(個人の感想です。)
そんな伊藤さんのところから、2人の音楽家を連れてきます。
世界中の誰もが知っているセクシーなロックボーカリスト。
愛を歌いながらも飄々と信念を貫く歌唄い。
みんなが良く知っている顔以外にも彼らにはもっと「想い」が在るように思えます。
誰がどんな顔でそこにいるのか、ぜひギャラリーで確かめてください。
ヒロミチイト・hiromichiito
身近な方には「ミチイト」と呼ばれています。
1971年 三重県生まれ。現在は東京在住。
Academy of Art University 大学院 Illustration科卒業
東京イラストレーターズ・ソサエティ- TIS 会員
文星芸術大学 - 非常勤講師
イラストレーションを学ぶために渡米。Academy of Art University 大学院 Illustration科(San Francisco)にてillustrationを学ぶ。
在学中には、幸運にもMark English氏やサノカズヒコ氏の講義を受ける事が出来た。
San Francisco滞在中には、Tom Waitsの貴重なライブを見ることが出来たり、Rolling Stonesのメンバー全員に街で遭遇する等、夢のような体験もする。
いつの日か、彼らのCDカバーやポスターなど、Rock and Rollに関するillustrationを描く事を目標に、毎日コツコツと絵を描いています。
Academy of Art Universityを卒業後、帰国。後に上京、イラストレーターの木内達朗氏に師事。そして、現在に至る。
コンセプトは、「グッとくる絵」です。
「グッ」ときましたら、ご連絡下さいませ。
「グッ」とくる絵をお描き致します。
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